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<title>イタリア旅物語集</title>
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  <table width="450" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
    <tr align="right"> 
      <td><img src="images/sts_yake.gif" width="170" height="45"><br>
      </td>
    </tr>
    <tr> 
      <td bgcolor="#339999"> 
        <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="100%">
          <tr bgcolor="#808080"> 
            <td> 
              <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" bgcolor="808080">
                <tr bgcolor="#808080"> 
                  <td><img src="images/b_kaban.gif" width="25" height="25"></td>
                  <td nowrap bgcolor="#808080"><font color="#FFFFFF"><b>サンガルガノへ</b></font></td>
                </tr>
              </table>
            </td>
            <td align="right"> <b><font color="#FFFFFF">(3)</font></b></td>
          </tr>
        </table>
      </td>
    </tr>
    <tr valign="top" align="center"> 
      <td>　</td>
    </tr>
    <tr valign="top" align="center"> 
      <td> 
        <hr size="1" width="450">
        <table width="440" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
          <tr valign="top"> 
            <td> 
              <p> 　時間より早めにタクシーが来ているのに気づき、外にでた。天気は曇り、すこし雨模様。「ボンジョルノ」と挨拶、「プレーゴ」とすでに助手席の扉が開いている。どうも私の席は助手席らしい。『助手席いいのか?ま、いいか』と簡単に自問自答。<br>
                <br>
                　 走り出すとすぐに「朝食食べたか?」と聞かれた。適当に「フィニート、フィニート」と答えたが、すぐさま、途中でバールに寄るからどうのこうのと言っている。朝食を済ませたことは通
                じてないらしい。私は、少しでも早くサンガルガノに着いてほしいので「ノン、ノン、ノウグラツッェ」「プリマコラッツィオーネ、フィニート」と単語を連発。じーさんはにこにこしながら「si、si」と言った。わかってくれたか。。。しばらくお互いの名前を言ったり、私はサバ読み過ぎな年齢を教えたりした。じーさんはイーヴォさんといった。心の中で「イーヴォォォォーーーー」と呼んでみた。<br>
                <br>
                　 シエナを抜けて73号線に入ってすぐ車はドライブ インのようなバールの駐車場に入った。「あーやっぱりバールに寄るのね〜」と思っているとイーヴォは満面
                の笑みで「カフェなんとかかんとか」と言いながら、よく寄る店だから付いてきなという具合に歩き出した。『はぁ』と思いながら後を着いていく。イーヴォはラテマッキャートを注文、この子にもと頼むといい、私をパンケースの前に連れていってどれにするんだと聞いた。「いらない」と返答する状況ではないのでジャム入りコロネットを頼む。案の定「1個でいいの」と心配そうだったが、「ヴァヴェーネです」。さてお勘定は、じーさんが「ここは当然私が払うよ」モード。いちおう自分の財布を出してみたが「ノン、ノン」と言うので、私は「ごちそうさま」モードに。ちなみに砂糖壺の位
                置を把握してない様子から特に行きつけのバールではなそうだった。<br>
                <br>
                　 カフェタイムも終わりさあ一気にサンガルガノへのはずが、これがまた超安全運転。途中弱冠の山越えもあり時速は最速60キロ。。。私の時速80キロで1時間の計算から全く遅れている。後ろから来るす 
                べての車に抜かされっぱなしのドライブだ。じーさんは、私が地図を見ているのが気になるようで村や町を通
                る度に「ここはどこそこ」と教えてくれた。どうやら私が道を疑っていると思ったらしいが、そのうち、どこを走っているのか何が見えているのか気になるお上りさん気分なんだと解ると、遠方に見える町や教会まで説明してくれた。<br>
                <br>
                　 ほかにも、じーさんはいろいろ話してくる。が、一回聞いたぐらいでは何と言われたのか解らない。「シエナには何日居るのか、旅行は何日目なのか」と聞かれても、「クアンティ　ジョルニ」ってナニよとしばらく沈黙、思わず「ああ何日って聞いてるの」と日本語で聞き返す。旅の会話集のあちこちに指をはさんで悪戦苦闘だ。「昨日、ナポリから来たんだよ、シエナには4日居るよ、次はフィレンツェだよ」とようやく返答。するとじーさんは「ナポリィだってーーー、どうやって来たの??」と大変な驚きよう。そんな昨日駅からタクシー乗ったじ 
                ゃん、電車に決まってるでしょと思いながら「トレーノ、トレーノ、イェーリ　パルテンツァ　ナポリ」と単語で返答。イーヴォもすかさず「オオ、ナポリうーん、なんとかなんとか」とあいかわらず驚愕モードである。<br>
                <br>
                　 何とか聞き取るとじーさんは「自分はナポリなんて(“ なんて”と言う感じだった)行ったことはないし、yakeはイタリア語ぜーんぜーん話せないのに、電車に乗ったり、旅行ができるのはなぜ?」と不思議らしい。私が「ナポリはいい所だ」と言うと、「えっそおう?シエナのほうが良いよ」と返された。そして「まあ、英語が話せるなら旅はできる」と勝手に納得し「ノンパルロ　イングレー 
                ゼ」ですまないねと言われたが、私だって旅用も日常用も英会話などできない。が「アンキオ」と答えようものなら日本語だけで旅をする非常識者になりそうだったので、ややテキトーに「si、si」と頷 
                いておいた。<br>
                <br>
                　 イーヴォには、何度も「yakeがイタリア語話せればな ぁ」と残念がられた。私が「スクージ」でもコレがあると会話集を見せると受けていた、でも自分にはこんな小さい文字は読めないよとゼスチャーしていた。 
              </p>
            </td>
          </tr>
        </table>
        <hr size="1" width="450">
      </td>
    </tr>
    <tr align="center" bgcolor="#808080"> 
      <td> 
        <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="440">
          <tr> 
            <td><a href="tabi_yake02.html"><img src="images/b_back.gif" width="20" height="20" border="0"></a></td>
            <td align="right"><font color="#FFFFFF"><a href="tabi_yake04.html"><img src="images/b_next.gif" width="20" height="20" border="0"></a></font></td>
          </tr>
        </table>
      </td>
    </tr>
  </table>
  <br>
  <div align="center">
    <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="2">
      <tr align="center" valign="middle"> 
        <td width="18"><a href="index.html">(1)</a></td>
        <td width="18"><a href="tabi_yake02.html">(2)</a></td>
        <td width="18">(3)</td>
        <td width="18"><a href="tabi_yake04.html">(4)</a></td>
        <td width="18"><a href="tabi_yake05.html">(5)</a></td>
        <td width="23"><a href="tabi_yake06.html">(6)</a></td>
      </tr>
    </table>
    <br>
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