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<title>イタリア旅物語集</title>
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<center>
<table width="450" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">

    <tr align="right"> 
      <td><img src="images/sts_yake.gif" width="170" height="45"><br>
      </td>
    </tr>
    <tr> 
      <td bgcolor="#339999"> 
        <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="100%">
          <tr bgcolor="#808080"> 
            <td> 
              <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" bgcolor="808080">
                <tr bgcolor="#808080"> 
                  <td><img src="images/b_kaban.gif" width="25" height="25"></td>
                  <td nowrap bgcolor="#808080"><font color="#FFFFFF"><b>バーニョ・ヴィニョーニへ</b></font></td>
                </tr>
              </table>
            </td>
            <td align="right"> <b><font color="#FFFFFF">(5)</font></b> </td>
          </tr>
        </table>
      </td>
    </tr>
    <tr valign="top" align="center"> 
      <td>　</td>
    </tr>
    <tr valign="top" align="center"> 
      <td> 
        <hr size="1" width="450">
        <table width="440" border="0" cellspacing="0" cellpadding="0">
          <tr valign="top"> 
            <td> 
              <p>　一日おいて今日は早朝出発。サンガルガノより遠いし帰りにピエンツァに寄る。それにあの時速で走るのだからと、7時に待ち合わせた。<br>
                <br>
                　今日も開口一番「朝食は食べたか」だった。さすがに朝が早くて食べてなかったが「オ　マンジャート　プリマコラッツィオーネ」と答えた。なんか通
                じてるようだ。そして今日も行程を確認する。私がピエンツァからはバスで帰るというのが納得できないらしい。バスにも乗ってみたいのだと説明する、バスはあるのかと言うので時刻表のコピーを見せて納得してもらう。相変わらずとんちんかんな会話も、私の勝手な超訳と、単語の連発でなんとなく通
                じたような気になってきた。会話集はよく使うところに付箋をつけてるうちに、付箋だらけで何がなんだか解らなくなっていた。<br>
                <br>
                　今日もシエナから南下するが一昨日とは違う2号線を走る。市内を抜けながら「昨日は何をしたか」とか「ドゥオモは見たか?すごいだろ、カンポ広場はどうだ」とイーヴォのシエナ自慢が続いた。私は昨日コントラーダの旗を見て歩いたり、パリヲの優勝地区の祝賀パレード見たんだよと伝えたかったが当然通
                じなかった。そこで「イーヴォはセネーゼ」と聞いてみた。「もちろんさ」という笑顔でイーヴォは頷いた。「コントラーダはどこ?パリオ、パリオ」と聞いてみた。すると今度は照れたように恥ずかしげに「ブル-コ」と答えた。ああ確かいつも予選で負けちゃうぐらいの弱いけど数年前に奇蹟の優勝したコントラーダでは・・・<br>
                <br>
                　 今年はどうだったのと聞いてみたつもりだが、悔しいかなこれも伝わるわけがない。以心伝心にも限界がある。超訳はできてもやはり私のボキャブラリーが少なすぎる、とほほ。<br>
                <br>
                　どこかの町に入るとイーヴォが「カフェ、カフェ」と言い出した。タクシーはあっという間にバールに横付けされた。私が朝食を済ませていようと、どうであれ、朝のカフェは定番らしい。先日同様ラテマッキャートにコロネットをいただく。もう支払うそぶりも見せずにご馳走様になる。<br>
                <br>
                　バールを後にした後はひたすらバーニョ・ヴィニョーニへ、何となく先日より速度アップしている。快調だ、この日の車窓はイメージ通
                りのトスカーナの風景で、なだらかな丘に点在する糸杉、ひまわり畑に、主なき荘園の廃墟など私は窓に張りついていた。イーヴォはここぞというところにくると、スピードを落とし写
                真に撮るか?と聞いてくれた。何度か止まってくれたがあまりにも印象的すぎてシャッターは切れなかった。ボンコンヴェントを過ぎると前方に丘陵都市が見えてまたしても釘付けになった。「モンタルチーノだよ」と教えてくれたので、「オオ、ヴィーノ、ヴィーノ、ブルネロモンタルチーノ」とグラスで飲む真似をした(私は飲めない。。。)するとイーヴォは「カーロ、カーロ」と首を振って笑った。<br>
                <br>
                <img src="images/tabi_yake04.jpg" width="300" height="199" align="right">　 
                また、バーニョ・ヴィニョーニ目前になって今度は渓谷の向こうの山の上に岩がそのまま砦になったような所が見えて来た。すかさずイーヴォが「あれはロッカデオルチャ」と言いながら車を道の端に止めた。さっさと降りると私に向かって「さあ、撮れ撮れ」と熱心なので今度はロッカデオルチャに向かってシャッター切った。でも望遠ではなく広角気味のレンズなのでのでその砦は豆粒ほどにも写 
                っていないだろう。そして目的の村に着いた。イーヴォの「好きなだけ散策してよ、ここで待ってるから」の言葉通 りゆっくりした後はピエンツァへ。<br>
                <br>
                　ロードマップを素人目に見ると、ピエンツァへの近道もあるようだったがイーヴォは当然主要道路から行く。シエナへ少し逆戻りしてから東へ、ピエンツァに向けて緩やかな上り勾配の道が続く。心なしかまた速度は落ちた。丘の上にピエンツァが見えてあと7.7kmの標識も見かけるのだが、いかんせん平均時速45キロなのでなかなか着かなかった。<br>
                <br>
                　街の城壁前の小さな公園に着くと、イーヴォはまたしても「ほんとにバスで帰るの?」と聞いてきた。シエナまで空走りさせるのも悪いとは思ったが「バスで帰ります」と言い、明日ホテルからバス発着所のドメニコ広場までを頼んだ。イーヴォはなにか納得したようだった。<br>
                <br>
                　タクシーを降りた後、偉そうにバスで帰ると言った手前失敗は許されないと訳の分からない決意で、帰りのバス停の場所を探すことにした。むやみに歩き出してもと思い公園にいたおやじに聞いてみた。すると「シエナに行きたいならあれで行けば」とおやじの指さす先には、 
                イーヴォじーさんのタクシーがまだ停車していた。 </p>
            </td>
          </tr>
          <tr valign="top" align="center"> 
            <td><br>
              <img src="images/tabi_yake03.jpg" width="300" height="198"> <br>
              <font size="2">バーニョ・ヴィニョーニ</font></td>
          </tr>
        </table>
        <hr size="1" width="450">
      </td>
    </tr>
    <tr align="center" bgcolor="#808080"> 
      <td> 
        <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="440">
          <tr> 
            <td><a href="tabi_yake04.html"><img src="images/b_back.gif" width="20" height="20" border="0"></a></td>
            <td align="right"><font color="#FFFFFF"><a href="tabi_yake06.html"><img src="images/b_next.gif" width="20" height="20" border="0"></a></font></td>
          </tr>
        </table>
      </td>
    </tr>
  </table>
  <br>
  <div align="center">
    <table border="0" cellspacing="0" cellpadding="2">
      <tr align="center" valign="middle"> 
        <td><a href="index.html">(1)</a></td>
        <td><a href="tabi_yake02.html">(2)</a></td>
        <td><a href="tabi_yake03.html">(3)</a></td>
        <td><a href="tabi_yake04.html">(4)</a></td>
        <td>(5)</td>
        <td><a href="tabi_yake06.html">(6)</a></td>
      </tr>
    </table>
    <br>
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